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モモ
13年も共に暮らしてきた人間に粗大ゴミのように捨てられた…

 

[ モモちゃん ]
 
~出会い~

2010年6月はじめ、すずめちゃんからメールが届く。

「犬の散歩で出会う13歳のメスの雑種犬が飼い主が近々引っ越しの為、殺処分されるって…なんとか救う方法ないやろうか…」と。

聞くと、中型よりやや大きいサイズの犬なので飼い主は「飼育できる家を探すと家賃が高いから、殺処分する」そうだ。カモちゃんと3人で話し合う。「その飼い主、最低最悪…しゃーけど…どどどーしたらえーねーーん……」しかも里親探しをしている時間がない。。。引越先決定までに何とか飼い主に一緒に暮らせる住宅探しをするよう、すずめちゃんが説得するも聞き入れられることはなかった。とにかく、一刻も早く飼い主から引き離して命の危険から回避させなくては! と我が家で一時預かりをする事にした。

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遠くをみつめる姿が悲しい
遠くをみつめる姿が悲しい

2010.7

初めて来た我が家なのに夜泣きをするわけでなく、不安げな表情も見せない。興味があるのは「食べ物」だけ。いかに今まで愛情をかけられずに育ったのかがよくわかる。

チラシも新たに作り、本格的に里親探しが始まった。カモちゃん、すずめちゃんの3人で手分けしてチラシ配り・貼付をする。問い合わせもあり、会いに来てくださった方もいるが、よい返事はナシ。大きさ・年齢からか、なかなか里親さんがみつからず、みんな暗い気持ちになっていた。

そんな時、いつもの行きつけの美容院でチラシを見て「何か、力になりたい!」とおっしゃってくださる頼もしいお二方と出会う♡ 有り難かった。勇気付けられた。

雨の降る中、実物を見に来てくださった帰り「絶対オウチみつけようなっ!」と強く言ってくれた事が今も印象に残っている。

いったい今のわたしは、どういう状況?
いったい今のわたしは、どういう状況?

預かりが3週間経過したころ、乳腺の腫瘍もあったため、切除手術を受けさせた。

しかし、この夏は異常なくらいの暑さ。しかも、我が家には1階にクーラーがないため、傷が炎症してしまう恐れもあり、カモちゃん家で預かり交代してもらった。

大きく縫合された部分にガーゼや全身ネット、エリザベスカラー…しかも暑い。文字にするだけでも不快指数100%。なのによく頑張ってくれた!

少しでも涼しいうちに…と、カモちゃんは毎朝5時にお散歩へ連れだしてくれていた。

会うたびにやつれていくカモちゃん。会うたびに快適そーな犬。おーーい!大丈夫か〜!?

カモちゃん家族の愛情で表情もだんだんと明るいコに変わっていった。

 

譲渡会
いろいろと考えさせられる譲渡会

いつもお世話になる猫仲間さんが「犬猫の譲渡会があるから、そこにチラシを持って行って相談したら?」と声をかけてくれた。

ワラをもつかむ思いで参加してみる。複数の団体さんが様々な理由で放棄・遺棄された犬や猫たちの里親探しのブースを設けていた。今はやりのフレンチブルドッグや、人気の小型犬も沢山…猫も沢山。。。『なんでこんな簡単に捨てたりできんねやろ?飽きたら買い替えるブランドバッグか何かと勘違いしてんねやろか…』ペットブームの残酷な裏側を見せつけられた。

各団体さんに事情と経過を話し、相談にのってもらう。でも、みなさん年齢の事で「うーーん。。」とおっしゃる。そんな中で、お一人で猫の里親探しを勢力的にされている方(Iさん)をご紹介いただく。この方が、後に里親さんとなる方を紹介してくださったのだ☆

 

里親さん宅
ここが気に入ったわ。みんなお疲れさん。また来てね。

後日、Iさんから連絡が入る。「最近飼っていた犬を亡くされたという方がいて、今日、お話をしてきましたので連絡があるとおもいます」☆☆☆☆☆めちゃスゴイ行動力☆☆☆☆☆

翌日、早速電話があった。「こちらと相性が合えば」ということ。お話を聞いていると、本当に動物の事が好きな方。これはもう託してみよう!という事でお見合いする事に。

前日にはキレイにシャンプー&ブローしてサラフワで準備万端♡

お見合い当日、先方に着くなり、まるでこの場所に来た事があるかのようにくつろぐ。違和感ナシ。内心、もうちょ〜っと遠慮ギミに、「あのう〜ここに置いてもらえませんやろか〜?」てな具合に上目使いでもし〜さ〜と思ってたぐらい。でも、こういうコなんだ。人に媚びたりしない、強く、逞しいんだったね!それでいいんだ。でも、これからはココのお父ちゃんの言うことを聞いて可愛がってもらうんやで。また様子見にくるからね。別れ際も愛想なく、後追いどころかチラ見もなし。まっ、その方がこっちも気持ちが救われるか〜なんて言いながらメンバー4人は里親さん宅を後にした。

預かりから2ヵ月。交代であったとはいえ、いろいろ大変な事もあったけど、今日は清々しい一日だった。

 

先住猫チャッピー
先住猫のチャッピー(12kg)

一週間後。カモちゃんすずめちゃんと3人でドキドキしながらトライアル先へ電話。

「ちょっとヘンコツで個性的やけど、これから一緒に暮らしていきますわ〜!新しい名前はモモに決まったで!隣の優しいおばちゃんがつけてくれたんや〜」と嬉しいお返事♪

我ら3人アイスコーヒーで乾杯〜☆☆☆

後日くださった嬉しいお手紙を一部ご紹介します。

 

 

〜みなさんへ〜

モモは何がおころうとも我感せず自己中ながら存在感があります。

散歩の途中、交差点のド真ん中で車が来ていてもオシッコをしたり、

行き先が気に入らなければガンとして動かなくなったり、

愛嬌があるわけでも愛想がいいわけでもないけれど、アピール感があります。

朝夕は亡くなった前の犬「パピー」への供養と思い、埋葬地へ散歩に行っています。

この子の持っている運と余生が幸せであることを信じて。

                                                        2010.8.末    〜モモのお父さんより〜

 

 

毎日、会いに来てくれんと忘れてしまうわ。
毎日、会いに来てくれんと忘れてしまうわ。

2010.9.末

ひと月ぶりにカモちゃん・すずめちゃんと3人でモモに会いに行ってきた☆

 

「モモぉっっ〜!!!」3人で駆け寄る。

『えーーーとオタクさん達は…むにゃむにゃ…くんくん…あ〜アノ時の〜…誰でした?』

本犬、世話になった事もすっかり忘れてる?

ま、いいのだ☆相変わらずマイペースモモ。しばらくして尻尾ブンブンーー遅っ。。

里親さんともお話ができ、楽しいひとときだった。大事にしてくださっているのがひしひしと伝わってくる。優しくて頼りがいのあるモモの新しいお父さん。この方とモモが巡り会えたことが本当に奇跡のように思えた。私たちに諦めの気持ちがよぎっていたら、絶対に救出する事のできない世界に行ってしまっていたモモ…。

モモには色んな事を教えてもらったね〜☆ありがとさん。

またちょくちょく来るからね!それにしても、また太ったぁ〜?ま〜い〜かぁ〜幸せの証だね♡ 

 

 

2010.11

カモちゃんと会いに行ってきました♩久しぶりに一緒にお散歩。ノッシノッシと相変わらず自分の行きたいコースを主張する姿。変わってない〜(笑)「もう、私たちの預かりよりココのお家の方が長くなったね〜」 ご近所さんにも可愛がられていて、道行く人が「モ〜モちゃん」と声をかけてくれたり、おやつを貰ったり、すっかり馴染んでいました☆同居猫チャッピー(右)も豊満ボディでお出迎えしてくれました♩

 

2010.12のお手紙より

今年もいよいよ年の瀬となりました。最近のモモは表情も豊かになり、甘えることも覚え可愛くなってきました。よく食べ、よく眠り、散歩もしっかりと、鳴いたり吠えたりマイペースマイペースで元気いっぱいです。時間があればいつでも会いに来てください。

 

 

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2011.7 モモちゃんが天国へいきました。

このご報告が辛くてなかなか書くことができずにいました。

里親さんにめぐり会えて一年足らず。。。

短すぎる出会いでしたが、

今まで辛い思いをした分を取り戻したかのように

新しい家族さんとご近所さんたちに可愛がられていました。

 

最後はご近所の方、ご家族に見守られて

安らかに息を引き取ったそうです。

このコの里親さん探しを通して私たちは沢山の事を学び、

そして暖かい人たちとの不思議なご縁をいただきました。

 

モモちゃん、本当にありがとう。

モモちゃんの里親探しに尽力くださった皆さん、

そして何より愛情をたくさんたくさんかけてくださった里親さま、

本当にありがとうございました。

 

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