悲しい別れ 虹の橋へ
我が家のパグ犬ビーナが亡くなってからのこと。
漕いでも漕いでもちっとも前に進まない船に乗っているかのような毎日でした。
苦しくて悲しくて。辛くて。
このページを作ることは本意ではありません。
みんな家族の元でもっともっと長生きしてたくさん思い出を作って欲しかった。
天命なんかでは締めくくりたくない。けれど、別れはいずれ来る予期したものだったり、昨日まで元気だったのにあっけなく訪れたものだったり。。。
近年、コロくん、琥珀くん、メイちゃん、我が家のビーナ、メイちゃんの妹として迎えてもらったクーちゃん、メイちゃんの兄弟ライ君が虹の橋を渡りました。
【コロくん】
酷い酷い遺棄のされ方をしたコロくんは優しい里親さんと巡り会えたことで明るい表情に変わり、それはそれは可愛いコでした。しかし前年ガンが見つかり、闘病生活に。家族さんは抗がん治療に最大限尽力してくださいました。コロくんが笑顔を取り戻せたのは、他ならぬWさん家族の愛情のおかげだと思っています。
【琥珀くん】
琥珀くんは取り壊された古い民家跡地から救出した子猫くん。
里親さまご家族は本当に溺愛してくださいました。ある朝奥様が外出される間際に体調が悪くなり、あっけない別れになってしまいました。小学生の娘さんは一昼夜大泣きした翌朝、お母さんに「わたし大きくなったら、獣医になる!!」と公言されたとか。小さな心を悲しませてしまいました。
【メイちゃん クーちゃん ライくん】
メイちゃんは「是非兄妹で迎えたい」と仰ってくださりライくんと兄妹で里親さん宅へいったものの、しばらくして体調が悪化。しかし治療の甲斐なく、持ち直すことは無かった。せっかく兄妹で幸せを掴んだのに。。。ライ君もメイちゃんの姿がないことに理解できないのか急に甘えん坊になったり。里親さまには短い期間に辛い思いをさせてしまい申し訳なくて申し訳なくて。その後に迎えてくださったクーちゃんも、ライ君までも、若くして虹の橋を渡りました。短すぎる期間に立て続けに子猫を亡くされた里親さんのお気持ちを考えると本当に苦しいです。
動物も人も生きとし生けるもの万物には必ず訪れる終焉の日。
できれば回避したい。
できれば考えたくない。
それができれば。。。
ボランティア活動をしているとこういう場面に直面する事は多いと聞かされますが、本当に苦しいです。
どう理解してよいのか心の整理がうまくできないままです。
先日、あるお家へ子猫さんを届ける最中、車がビュンビュン通る4車線道路に車で跳ねられた子猫の遺体が。道路脇ではすでにカラスが遺体を狙っている。
車はすぐには止まれない交通量で一方通行だし、もう一度、車道近くへ戻り遺体の所まで走って駆け寄る。
こちらが車にひかれそうになりながら遺体を回収。なんでこんなとこに子猫がいるの?なんでこんな。。。
里親さんに連れて行った子猫さんと同じくらいの大きさの子猫さんだった。なんだかやるせない思いでいっぱいになった。せめて防げる事故での別れになるような事は飼い主として最大限予防したい。しなければいけない責任だと思う。
別れの日は誰にもわからないけれど、その時、その死をどう受け止めればいいのか、その時自分に何ができるのか。色んな事が頭の中をグルグルします。
※子猫を保護するたびに一緒に寝ていたビーナ。本当はあんまり猫が好きではなかったみたいだけど、いつも「もう、アンタたちには呆れるわ。。。好きにしぃな」と言っていたような。
かわいい盛り、元気な頃には想像もしなかったけれど、失った悲しさも苦しみもそのコの一部なんだと思えるようになりました。難破船はようやく、なんとか少しずつ進めそうです。里親さんたちが見送ってくださった犬、猫さんの事を想うと、へなちょこな私だけどこの先、もぅ少しがんばろうと思えます。
これからもどうぞよろしくおねがいいたします。